FF血盟より許可を受けましたので、協議間における経緯と思考過程を記します。
※長いので編集しつつ書いてます(完全に書ききれたらこの一文は消します)
【目次】
1 協議前
(1) 停戦協議開始の経緯
(2) AHとの会議前調整
(3) 盟主間意見会
2 第1次協議(9/1)
3 第2次協議(9/9)
4 臨時調停会議(9/13)
5 第3次協議(9/16)
6 所見
【1 会議前】
(1) 停戦協議開始の経緯
8月30日付でFF新盟主ひらん氏より新盟主就任あいさつの親書を受け取る。またAH血盟との停戦における仲裁の依頼を受ける。
(2) AHとの会議前調整
上記後すぐにAH盟主NoAちゃん氏と会談する。当方が仲裁として参加することに同意を得るとともに停戦案の事前調整を行う。
この事前調整を行った理由は、普段の会談内容から血盟解散と血盟主要人物のキャラデリ及び装備譲渡を要求すると分かっていたため、この要求では話し合い以前に決裂する内容を判断したため。
この時点ではNoAちゃん氏には「血盟戦の責任を個人に取らせることは不当であり当方が仲裁役をする以上、擁護できない」と回答し、全てアデナ化した上で【血盟に請求する】ことの同意を得る。また血盟解散のアデナ化においては当初アリス商店の基準で設けた「名声値×100k」を提示し、これについて同意を得たため5Tとした。(なおこの時はFF血盟の血盟レベルを11と誤認識している)
最終的な第1次要求案として「10T+5T(or血盟解散)」を策定した。ただしこの10Tについての計算は不明である。最終的に15Tというのは当血盟の総資産に匹敵する金額であり法外に近い金額ではあるものの、血盟の価値が5Tとするのはいわゆる思い入れや歴史・伝統といったもの(計算できない血盟の価値)を全て考慮しない最低金額であり、その計算できない血盟の価値を実際に計算に入れた場合、FF血盟と言う強大血盟と15Tを天秤に乗せた時にどちらに傾くかは断定できなかった。
参考に言えばアリス商店の名声値は全てアデナにより購入しているため、形式的な金額は73,712,500,000,000アデナであり、実質1ヶ月で作り上げた血盟であるから計算できない血盟の価値はほぼないため、この金額+α程度なので100Gで妥当と思うが、FF血盟ともなるとαの値があまりにも膨大になるため試算できない。
(3) 盟主間意見会
停戦後のFF血盟との関係についての意見交換会だったが停戦そのものがなくなったので内容は省略
レイドの主催においてはローテーションで行うか?とか、財団をどうするか?そもそも財団は次元会議の代わりのようなものなのでFF血盟が一般復帰するならばその役割を終える。この際にFF血盟はこれまでのように第3勢力扱いなのか、財団を残してFFに財団に入ってもらうように説得するのか、それとも財団を解散して再度次元会議ををやり直すのか?ちなみに私は最後の財団を解散させて再度各血盟主を呼び寄せてリンド鯖会議を開催するべきと考えていた。
私の意見には誰も反対はしなかったが、FF血盟との良好な関係について疑問視する血盟は少なからず存在した。血盟戦はFF-AH間の問題なので反対することはないが、停戦後、仲良く一緒にやるというのは拒否するという意見である。ただし、これは前盟主RisingSun氏の次元会議(会議形式に問わず次元鯖で行われた会話を含む)による虚言による不信感が元であった。
ここは私の都合であるが、アリス商店の目的からすれば、ただ単に停戦が成立するだけでは無意味である。FF・AH両血盟には鯖の活性化のために寄与してもらわなくてはならないし、そのためには他の一般血盟に受け入られなくてはならない。
そこで述べた内容が
・FFという血盟に人格は存在しない、FF員だからとして信用を疑うのは偏見である。
・ひらん氏の親書には「鯖の活性化のために尽力する用意がある」とある
・過去を反省し、鯖のために活躍すると宣言した人間にはそれを証明する機会が与えられるべきである。
・もし、この宣言を反古し、クラハンやマクロ放置に勤しむようであれば私もこれ以上擁護はしない
こうして休戦期間の特例は設けられた。啖呵を切っておきながら、この施策には後ろめたい気持ちはあった。人を試すような行為は本質的にするべきではないものの、現状他の一般血盟にFF血盟の信用回復のための手段が他に思い浮かばなかった。休戦期間が短かったせいか、またはFF血盟が意図を理解して積極的に野良PTに参加したのか、今のところ私にFF血盟不信の選評は届いていない。
【2 第1次協議(9/1)】
初の3者協議である。といってもこの日は当初からAH血盟の要求を伝えるだけとしていたので何か決まるものではないことは分かっていた。
ブログにも言っていたが15Tというのは法外であるものの民事訴訟の観点で言えばそれでFFが同意したら私は何も言うつもりはなかった。血盟の価値をアデナで換算すること自体が本来ばかげていることだし、FF血盟の存続に15Tを払ってもいいという感情の方がよっぽど人間らしい結論だろうと思ったからである。
予想はしていたが、やはりFF血盟としては難色を示した。といっても想定済みであるから、「15TはAH側からの最大要求です、次回にFF側要求をもっていくばくか相殺して協議していきましょう」とした。なお私が仲裁するときに「妥当要求」ではなく「最大要求」をさせるのは米軍軍事裁判所研修から得た知見であり、日本のように検察官が妥当な求刑後に弁護士が減刑を求めるという方式だと結果として「妥当よりも低い刑になり公平性に欠ける」からである。
休戦条約の特例について両者に同意を得た。ただし、理由については伏せた。
次回を日曜戦争後(鯖戦・次元戦)として以後定着することにした。
個人的に日曜の深夜から協議開始なので月曜の出勤がきついが、通称FF会議を通さねばひらん氏が独断的な調整権限を持っていないため同意した。
【3 第2次協議(9/9)】
予定通りFF血盟からの要求(相殺要件)の提出から始まる。しかし、これについて事前調整をしていなかった私のミスかもしれない。下記の仲裁案で思考過程を細部記載するが、相殺要件に該当しない内容であったため認めることが出来なかった。ただRisingSun氏の虚言について正規に謝罪板を作成するという案は相殺要件としてAH血盟が同意した。
相殺額は私の意見が採用された。私はNoAちゃん氏に「15Tは【もらいたいのか】それとも【払わせたいのか】」と質問し、NoAちゃん氏は、賠償をもらうことが目的ではなく、二度と血盟戦を吹っ掛けないように痛い目にあってもらうのが目的で【払わせたい】が主であることを確認し、それならば謝罪版で恥をかいてもらうことは相当な減額を認めるべきとして12Tぐらいではないかと発言した。
仕方ないので12T+謝罪板というのが第1次両者間調停案となった。これはFF血盟と私の準備不足によるもので明らかに妥当とは言い難かった。
AH血盟より、これ以上の協議続行条件として手付金を請求する。当方としては次回以降ということで請求ならよいが今週の即時要求は認めれない。またこれはFF会議を通さなくては決めれない以上、ひらん氏がここでYESもNOも答えれないからである。
結果として当方から手付金100Gを一時AH血盟に預託し第3次協議まで延長することになった。
【4 臨時協議(9/13)】
予想通りだがひらん氏より両者間調停案不同意のFF会議結果の報を受け取る。またAH側がこれ以上の引き伸ばしに応じないことは明白であったので、両者間調停は全くの合意を見いだせないため仲裁案を述べる決心にいたり、初めて仲裁として終戦条件案を述べた。
【仲裁案】
主
1 FairyFly血盟及びAnoterHeaven血盟は、本血盟戦に関することについて一般に対し誠意ある謝罪及びリンドビオルサーバーの発展に最大限寄与することを誓うこと
2 FairyFly血盟は、前盟主RisingSun氏の虚言について全容を調査し、然る後に調査結果を報告及び関係者への謝罪を行うこと。
3 FairyFly血盟は、AnoterHeaven血盟に対し1,911,000,000,000アデナを支払うこと
審
原告側:AnoterHeaven血盟
被告側:FairyFly血盟
原告請求:被告血盟の解散または5T
血盟間の賠償(慰謝料)10T
請求修正:被告血盟の解散または6.7T
血盟間の賠償(慰謝料)8.3T
審議項目:被告血盟の解散または6.7T
結 論:一部認める
理 由:血盟価値のアデナ計算方法を必要名声値×100kで両者より同意を得られたため採用する。戦闘努力により請求権を認めるが停戦において請求項目は両陣営に適用されるため本請求項目の内容について相殺し、差額である名声値19110000に対する金額を被告側は支払う。ただし原告血盟が解散を受け入れる場合は全額請求権を認め再審議する。
審議項目:血盟戦間の賠償(慰謝料)8.3T
結 論:棄却
理 由:原告は既に被告に対し、血盟が取れる最大責任である解散を請求しており、これ以上の請求は個人財産への請求となるため、血盟間交渉における請求正当性を否定する。
審議項目:被告血盟前盟主RisingSunの虚言による謝罪版の作成
証拠 1:被告血盟、副盟主ヴァイオレッド氏によるテオン掲示板書き込み内容SS
証拠 2:被告血盟専用の外部サイトの書き込み内容
証拠 3:その他、関係血盟主より提出された前盟主RisingSun氏との会話ログ及び証言
結 論:一部認める
ただし本件は事の全容について未解明であるため被告は全容解明後に謝罪板を作成すること。
各 論:証拠1について
「血盟戦理由について聞いた」という点からヴァイオレッド氏への伝達を認めるものの、被告血盟員への周知がなされていないことの原因を解明する必要性を認識する。
証拠2について
提出された証拠は、被告血盟が利用する外部サイトの掲示板内容であるがこのサイトはID/PASSにより当該血盟員しか閲覧が不可の物である。このようなサイト内容は被告血盟員のプライバシーに重大な侵害を及ぼすものであり、内容の真偽に関わらず、本職の良心に基づき証拠能力を認めない。またID/PASS付きサイトの内容を不特定多数の人物が閲覧できるyoutubeに投稿する行為は、重大な現行法違反に抵触する恐れがあり、速やかに当該動画の削除を要請する。
証拠3について
通称次元会議(会議形式に問わず次元鯖における会話内容全般)における虚偽の発言があったことを認める。全容を解明し、関係者各位に謝罪の必要性について認識する。
審議項目:謝罪版作成による請求金額減額について
結 論:棄却
理 由:本件の謝罪は、当該事件の責任血盟としての処置でありこれにより原告側請求の減額を求めるのは不当である。また謝罪しないことを賠償金として計上することは本件で救済されるべき関係者を差し置いて原告のみ救済される処置であり、公平性に欠け関係者全員の賠償金を計算することは現実的ではない思慮し謝罪板作成が妥当である。
審議項目:century・boy氏の迷惑行為に関する事項について
結 論:却下
理 由:本件は、その発生時期、被害者から血盟戦に直接関与するものではなく個人的な問題であり、またゲーム内規約違反に抵触する内容であるため、その判断はNCJの裁量権に委ねられるべきであり本協議議題として不当と判断する。
審議項目:休戦期間が被告血盟の有利に働いたことによって原告側が受けた苦痛の救済
結 論:却下
理 由:一度合意した内容について、その救済を被告血盟に要求するのは不当である。ただし、発起人である本職に求める場合は、一部考慮する。
※この仲裁案は両血盟間のみの条件であり、地獄の血盟艦隊・血盟、等については加味されていない
実際にはこの仲裁案は全てを相殺しきって最後に残ったようなものであり、おそらく両者とも納得できるものではないと思っていた。ただ第3者視点で見ればFF血盟側としては物理的に十分達成可能であり、AH血盟側としては不満という予想だった。
どちらか、あるいは両方が拒否して協議期間終了と考えていたが、その後両者の会話が進み、両血盟解散という最終案にまとまった。
【4 第3次協議(9/16)】
結論は知っての通り決裂である。言葉の上げ足取をした煽り合いのようなものはあったが、第3者としては言いがかりにも見えたので会議録は割愛する。
ただし一般への周知があるため協議終了時間を2400とした。
【5 所 見】
本件では当方とFF血盟の調整不足が一番の失敗であると思慮する。協議前に事前調整、可能であればFF会議への列席を申請するべきであったと思慮する。結果としてひらん氏がFF会議の伝令になってしまい、特に第2回でまともに妥当な調停案にならなかったのはそこに原因があるものと考える。
なおこれは協議に全く関係がないが、ひらん氏に厳しい言葉を言ったことについては反省している。仲裁案の1911G(つまりFF血盟の価値を6.7T相当)は上記にもあるように血盟名声値から算出しただけの(計算できない血盟価値を無視した)最低の算出方法である。本来はこの金額を提示する時点でFF血盟にとって侮辱に等しい金額であり罪悪感を覚えながら提示したため、これに減額を求めることが許容致しがたいことであった。
この金額は最低であり、これの減額ということは、我がアリス商店血盟よりもFF血盟は価値がないと言っているようなものであり、ましてや血盟の名誉を守る盟主自ら発言することは到底許されるべきではないと。これに対して失望し、「ひらん氏にとってFF血盟がその程度の価値しかないなら解散させた方がいいと思います。」発言しましたが上記の通り本意ではありません。
この辺りはリアルとゲームを混合した私が間違いです。私は政令(礼式訓令)により階級と職責に応じて敬意を払わねばなりません。部下を死地に追いやる特権と重責をもつ指揮官には等しく私は敵味方問わず敬意を払います。だから部下を守らない指揮官に払う敬意はない、っとひらん氏の軽率を叱責しました。
とはいえ、新盟主となって間もない人物にそこまでの重責を強要するのは明らかに教鞭すぎると自省するものの、最初に頂いた親書を信じ、じ後、大血盟を率いるにふさわしい人物になっていただきたいと思っていることは今でも相違ありません。
NoA氏には、休戦特例の理由を伝えておくべきでした。そうすれば休戦期間中の苦痛も少しは軽減できたかと思います。休戦そのものが苦痛になるとは当初思ってもみなかったですが、当方の都合で苦痛を与えてしまったのでこの場でお詫び申し上げます。救済をFF血盟ではなく当方に要求されるのであるならば可能な範囲で対応します。