情報資料とは事実です。
情報とは、そこから導かれた考えを意味します。
そのため情報というのもはアテにはなりません。
ニュースなどをソースにするととんでもない勘違いをするのはこのためです。
本来情報資料を情報にするのは高度な思考能力を必要とします。
一般のマスコミでは情報(情報資料)収集→情報処理を記者が1人で行うのに対して軍隊は情報部隊(斥候、偵察等)が収集し、その処理は情報将校が担当し、その情報を基にどうするかを決定するかは指揮官の権限になってます。
このため情報部隊は、一切の思考が禁止されています。
一切の憶測も感情も許可されていません、ただありのままの真実のみを伝えます。
その情報資料を基にどういうことか(情報化)どうするべきか(作戦立案)は、情報参謀・作戦参謀そして指揮官の権限でもあり、義務でもあります。
新聞やニュースなどの「情報」を見る場合は、
その情報源(=情報資料)と情報処理した記者の実力を推し量らねばなりません。
しかし逆にこれにより情報から情報資料を得るということも不可能ではありません。
多くの場合情報化されもの(新聞・ニュース・記事)を見た時に
「正しいか正しくないか」の2択しか考えないでしょうが
先ほども言ったように情報資料と情報は別物です
記者が聞いた話ではなく、直接仕入れた情報資料は信用に値するので
情報資料のみ参考にして、情報化は自分で行うということもできます。
参考としては、例えば天気予報で
「晴マークや降水確率」は情報で「雲の様子」は情報資料です。
雲の様子は衛星が捉えた「ありのままの事実」ですので疑いようはありません。
気象幹部なら、それをもって天気予報という情報化を実施します。
「情報には意思がある」と良く言われます
これを念頭に置いておくだけでもだいぶ情報能力について向上が図れるでしょう。