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アリスの雑記帳

エルデンリング DLCについて考察

エルデンリングのDLCが発表されて上記の画像が話題ですね。

さて概ね「アルター高原」「トレントっぽい馬にミケラ」が乗っており

また公式的にもミケラは言及されているのでおそらくミケラが中心となるストーリーだと思われます。

 

ではまず「この絵はいつ・どこか?」を考察します。

ミケラはマリカとラダゴンの子で双子の兄となっています。

時系列的には巨人戦争が終わり、リエーニエも平定後の割と新しい時代に生まれています。よってイラストは破砕戦争前後であることが分かります。イラストにはたくさんの墓標がありますが、これが何を意味しているかは考察の余地がありますが、当時は破砕戦争があったはずなのでそれの死者と捉えるのが妥当でしょうか?当時はエルデンリングが破壊されたことから死に生きるものが発生した時期でもあるので特段それほど考察する必要がなさそうな気もしますが、いかんせん拡大すればわかりますが、かなり画面全体に描かれているんですよね。いくらなんでも強調し過ぎではないかと。まぁゲーム開始時点よりもエルデンリングが破壊されたというのは世界的には劇的な変動だったのでそれを表しているのかなと思います。

 

一方で気になるのは「ここは本当にアルター高原なのか?」です。

向こうに見える大樹はミケラと関連すると聖樹かと思うのですが、聖樹はアルター高原の向こうの雪原のさらに奥なんですが、そのがけ下にあるんですね。なのであの大樹が聖樹だとすると地形が明らかに変動しまくってる気がします。

一方で聖樹から見たときに変な地形があるのであれはなんだっけ?と調べたのですが

あのあたりって本体ゲルミア火山がある地域なのに何もないんですよね。

なおこれは聖樹または黄金樹は何かしら「隠された」描写があります。巨大な擬態のヴェールみたいなものがあるのかもしれません。ただ聖樹は当初幼かったようなのであのように既に荒廃していないと思いますので描写の大樹は少なくとも聖樹ではないと思います。

 

そうなると話は変わってきて、アルター高原から見える大樹は黄金樹しかありません。そうすると若干整合性があります。

 

明らかに建物の近くにありそうですし、やはりこれは黄金樹であると思われます。しかし当然現代とまったく様相が違うのも確かです。

 

ここでの仮説は「黄金樹は一度焼かれている」です。

 

これは難しい考察ではないと思います。

なぜなら黄金樹を焼くのは原初の大罪と言っています、ここで気になるのは黄金樹を焼くのは当然大罪ではあると思いますが「原初の」とあるということは、過去にそれが行われていなければこんな言い方にはならないと思います。

 

まず実際の黄金樹の幹の部分はこうなっています。

そしてこれを地下と照らし合わせると

実は何もなくて一番太い幹も若干ずれてるんですね。

更に気になるのは地表の黄金樹がきれいすぎる問題ですね。

地階にある黄金樹は結構死の呪いが伝染してるイメージがあります。

 

一応作中にはゴッドウィンが地下にいるのも原因なんですが

それだとおかしいのがある根が腐ったとしても、本体が無事なのに他の根が侵されるっておかしいんですよね。

しかも地表の黄金樹は仮に小さくとも金色にかがいているのに対し、地下の黄金樹の根は軒並み輝いていません。ここで考えたのが「接ぎ木」です。

 

接ぎ木のゴドリックで名称は出てきますが、それだけなのでしょうか?ストームヴィル城をクリアするととんと出てこず、かなりの秘術にも拘わらずポッと出の儀式のように見えます。

 

しかしあるアイテムを見ると接ぎ木または寄生樹を連想させるものがあります

 

それが木の芽シリーズです。これよく見ると別の木から新しい木が生えてるのですね。つまりここから考察すると黄金樹や聖樹は「寄生樹」とかかわりがあるのではないか?となります

 

つまりアートの黄金樹は原初に焼かれた黄金樹です、そして焼いたのは狂い火でしょう。だからメリナは狂い火で黄金樹が焼けることを知っていたのではないかと思います。

 

その後、新しい黄金樹を「接ぎ木」ないし「寄生」させたのではないかと思います。

 

地下でよくみられるんですけど、根から髭根が生えてる様相とはだいぶ違うんですよね。明らかに別の根が絡みついているような感じになっています。これはツル性寄生植物と外見が似ています。

さらに言えば、根から葉っぱが生えてるように見えるのは普通に考えればおかしいところです。

 

 

 


他にも「吸器」と呼ばれる寄生植物が作った根によく似ているなぁというところ。このことからも黄金樹は地下と地上では別のモノなのではないか?と推察できます。

またゴッドウィンの死の瘤ですが、ネコブセンチュウに侵された根とかなり類似性があります。このことからも接ぎ木または「寄生」というのは大きなキーワードになるのではないかと思っています。

 

 

幸い、狭間の血には大樹となりえる植物がいっぱい地下にあります。寄生と聞くと宿主の栄養を奪うイメージもありますが、寄生植物は結構宿主が大きくなることが知られていて共生関係になるものが多いです。

 

次に気になるのは根脂です。「大樹根」から採取出来るとありますが「かつて黄金樹に連なっていた」とあります。

 

まんま寄生根じゃないですか!!!

 

つまり少なくとも黄金樹と「地下の大樹」は別物でありどちらかが寄生植物です。しかも墓地は大樹根の場所を選んで作られるということは、この地下の大樹根、というのは狭間の地でそれなりのちょこちょこ存在するということは、やはり大樹根=旧黄金樹なのではないでしょうか?

 

このことから現在の黄金樹は、旧黄金樹(地下の大樹根)に接ぎ木または寄生させたものであると推察します。

そして旧黄金樹は狂い火に焼かれており地表部分を失っている。のがコンセプトアートから読み取れるのではないでしょうか?

 

いたるところで出てくるスカラベですが、転がしているのは間違いなくヤドリギでしょう。ヤドリギも寄生植物ですね。

この植物には聖杯便を回復する等、つまり黄金樹の力が宿っています。さて黄金樹の力はこのヤドリギにあるのか?それとも寄生で単に黄金樹の能力を吸い取ったのか?

 

はい、黄金樹の種子がこの通りヤドリギを模したものになっています。このことから黄金樹は寄生植物であることが一段と濃厚になりますね。

 

つまりゲームに登場している黄金樹はしょせんまがい物、燃やしてちゃんと新しく作り直すっていうのも間違いではないのかもしれません。実際に一度燃やしたのだから。