アリス商店

アリスの雑記帳

麻雀談義

特にネタはなかったんですが、PT中で麻雀の談義があったので

 

麻雀は幼稚園~小学生のころに祖母に教わりました

(というかゲームの師匠はほとんど祖母ですね)

祖父からは囲碁、父からは将棋を学びましたかね

結局ゲーム要素が高い麻雀が一番楽しいということで

正月は帰省時に第3世代(自分たち兄弟姉妹従妹をこう言う)で遊びます

 

そうそう麻雀は役やルールが覚えれても点数計算ができないから

ゲームでしかできない、という声をよく聞きます。

 

符計算は計算上は

 

符×2の(翻数)乗×2×2×4(親は6)で計算されます。

(なお10の位は100の倍数になるように繰り上がります。)

計算式の途中にある2×2は場ゾロとかいったりしますが、

これは中国式麻雀の名残でもあるんですが、本来麻雀は「3翻」からなんですよね

 

なので上の式は本来

 

符×2の(2+翻数)乗×4(親は6)が正しい式です。

古い麻雀牌を買うと、点数表が3翻からになっているのはこのためです。

中国式麻雀では上がると8点のご祝儀が付いています

この8点を直した結果が2の3乗なのですね。

 

※日本麻雀はいわゆる「1翻縛り」ですが中国式は「8点縛り」になっています。

日本麻雀は役は公式では32役ですが、中国式は88役あります。

中国麻雀のイメージは非常に攻撃的です。

実際にやってみるとこの8点縛りですが、難易度的には2.5翻しばりぐらいの難易度です。

しかもフリテンがありません、よって安牌というものがありません。

このため防御の意味は薄いです。

また日本麻雀では面前手役の難易度に対して高得点がありましたが

中国麻雀では面前の優位性はそこまで高くないのでバンバン鳴きます

日本麻雀は駆け引きを楽しみますが、中国麻雀はいかに、早く高い手を作れるかってとこですね。

 

また点数獲得も特殊で例えば24点役をツモった場合

全ての他家から「24+8(ご祝儀)」の「32点オール」の96点になります

※中国麻雀に親と子はありません

 

しかしロン上がりの場合は

振り込んだ人 24+8(祝儀)

他2人 8(祝儀)

で48点と半減します。

 

このことから和了点数が高く序盤の場合はあえてロン牌スルーも戦術に入ります。

 

 

さて話はそれましたが、もちろんこんな面倒な計算をとっさにやっているのではなく

符計算は「1翻」だけ覚えればいいです。

 

 30符 1000

 40符 1300

 50符 1600

 60符 2000

 70符 2300

 80符 2600

 90符 2900

100符 3200

110符 3600

 

30符~110符です。ちなみに120符は1翻では存在しません。

20符は平和ツモしかないので

「400-700、700-1300、1300-2600」の3種類を覚えます

これを覚えた後に、倍々していくのが一番の計算方法です。

 

 20符 ****→1300→2600→5200

 30符 1000→2000→3900→7700

 40符 1300→2600→5200→満貫

 50符 1600→3200→6400

 60符 2000→3900→7700

 70符 2300→4600→満貫

 80符 2600→5200

 90符 2900→5800

100符 3200→6400

110符 3600→7100

 

※7700は繰り上げ満貫(8000)にするのが主流

 

また符数と翻数は相関作用があり、つまりどちらかを2倍にすればどちらかが半分になります。

 

1翻80符=2翻40符=3翻20符

 

七対子の計算式は特殊で七対子は「2翻25符」となっています。

そのため七対子は「1翻50符」で計算するとやりやすくなります。

 

ここまで説明しましたが、基本的に符計算は

「最高位プロ麻雀協会」か「プロ麻雀協会」が主流で、ゲームで多く採用されていますが、協会にって若干違っており、特に「101競技連盟」では親と子の点数計算はちょうど倍という観点から若干点数表が異なりますのでプロ試験を受けられる場合は、その所属のルールは覚えておきましょう。

101競技連盟 - Wikipedia

 

さて、符計算のトリビアとしては「幻の1翻20符」ですね。

皆さんは麻雀の最低点=1000点ってイメージでしょうが厳密には違います

実は1翻20符というのが存在し、計算上その点数は

20符×2(1翻数)乗×2×2×4=640になります。

 

ちなみにこれを達成する条件としては

1、「全て順子(平和系)の手配であること」

2、「雀頭(アタマ)が風牌・役牌(白葵中)でないこと」

3、「最低1つ以上副露(鳴く)していること」

4、「和了(待ち)の形が両面であること」

5、「ロン和了であること」

 

巷では「喰い(鳴き)平和」とか言われてるようですね。

こんな感じです

 

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これでロン上がりであれば、1翻20符が達成できます。

ロンなので振り込んだ人は640の繰り上げ700点が計算上ですが

ほぼすべてのルールで繰り上げ1000点になっています。

 

基本的にアガリ役としては「断幺九」が主流になるので「喰いタンあり」のルールでないとなかなか見ないでしょう。

喰いタンがないと「河底撈魚」か「槍槓」という極めて稀な方法でのみ和了することができます

(河底はそこまで珍しくもないか?)

なお、見落としがちですが「鳴き3色(同順)」の場合は、3つ順子が確定していることもあって、実は意外に高確率だったりする。

 

ただ調べても「そうなっている・そうすることにしている」ってだけで

明確に1翻20符を1翻30符に繰り上げる根拠がないんですよね。

実際に7700(親11600)満貫に繰り上げていないルールが存在するのに

700点を繰り上げていないルールは存在しないというのが気になりますね。